Hi3D V3.0 は、画像からの3D生成に2048³ボクセルの形状表現と最大8Kのテクスチャを導入しました。細かな表面ディテール、鮮明な色、視点を変えても一貫した構造を重視するリリースです。私たちのブラインドアリーナには8月13日に参戦しました。
まず V3.0 の変更点と実際の出力を詳しく見ていきます。その後、並べて確認できる作例と8月シーズンの確定結果を使い、Meshy 7、Rodin Gen 2.5、Lychee Gen 2 などのモデルと比較します。
Hi3D が V3.0 で変更したこと
Hi3D は、このリリースの主な変更点を4つ挙げています。
2048³ボクセル解像度の形状表現。 複雑な曲面、小さな隆起、シャープなエッジの変化を対象とした高精度な表現です。同社は、近くから見ても形状が保たれる理由としてこの変更を挙げています。
最大8Kのテクスチャ。 高解像度のマップにより、近距離でも色の細部がにじまず鮮明に保たれることを目指しています。
UV補完の再構築。 参照画像に映っていない面では、色のアーティファクトが生じがちです。Hi3D は、新しいアルゴリズムでこうした遮蔽領域を改善すると説明しています。
構造の一貫性の向上。 Hi3D は、元画像に映っていない側面を含め、異なる角度から見たときの構造がより正確で安定すると報告しています。
8月の生成記録では、Quality 出力はおよそ200万三角形、テクスチャは8Kでした。大きなアセットなので、ゲームや軽量ビューアーに使う場合は別途の最適化工程を見込んでください。
細かな衣装を MultiView で生成
このファンタジー衣装は、正面・背面・左側・右側の4枚の参照画像から生成しました。Hi3D V3.0 の 2048quality 設定を使い、約198万三角形と8Kテクスチャを出力しています。


アリーナでの V3.0 の成績
Hi3D V3.0 は参戦初月に、メインアリーナの両モードで表彰台に入りました。20モデル中、Geometry(形状)で2位、Textured(テクスチャ)で3位です。より強かったのは形状で、562票のうち350票を獲得しました。
形状
1,211 ELO
562 件のブラインド投票 · 62% 全対戦の勝率
テクスチャ
1,099 ELO
872 件のブラインド投票 · 58% 全対戦の勝率
集計対象はシーズン10、2026年8月1~31日です。Hi3D は8月13日に参戦しました。以下では、両モードで V3.0 の強みが表れた比較を取り上げます。
1. Hi3D と Meshy、Rodin、Lychee の比較
Meshy 7、Rodin Gen 2.5、Lychee Gen 2 はいずれも8月のテクスチャ部門でトップ5に入り、Meshy は形状でも3位でした。Hi3D は Meshy と Rodin に対する直接の形状比較、Lychee に対するテクスチャ比較で過半数の票を獲得しました。
Meshy 7
最終順位: #3 形状 · #4 テクスチャ
形状
Hi3D V3.0 の勝率
Rodin Gen 2.5
最終順位: #2 テクスチャ
形状
Hi3D V3.0 の勝率
Lychee Gen 2
最終順位: #5 テクスチャ
テクスチャ
Hi3D V3.0 の勝率
順位は対戦相手のシーズン10最終順位です。勝率は、表示されたモードでそのモデルと直接対戦した際の Hi3D の結果です。Rodin がトップ5に入ったのはテクスチャ部門で、Hi3D が勝ち越したのは形状部門です。
Lychee Gen 2 との比較では、テクスチャに強みが表れました。Hi3D の勝率は57%(24/42)です。形状では44%(11/25)なので、この優位性はテクスチャに限られます。 比較を開く →


接写用の小道具やベイク用ハイポリモデルを選ぶなら、テクスチャをオフにして判断してください。文字や溝がメッシュに存在するか、細い部品がつながっているか、回転しても輪郭が保たれるかを確認できます。アリーナでは印刷成功率、リトポロジーの所要時間、制作工程での実用性は測定していません。
ELO は対戦相手の評価を考慮しながら、相手全体に対する結果を反映します。最終順位と直接対決の勝率は異なる問いに答えます。V3.0 はテクスチャ総合順位で Meshy 7 より上でしたが、両者の直接対決での勝率は43%でした。
2. 両モードでのさらなる比較
TRELLIS.2、Wonder3D、Triverse 3.0、VARCO 3D 2.0、Sloyd AI v3 との対戦では、Hi3D が両モードで過半数の票を獲得しました。差が大きかったのは、形状での Wonder3D 戦とテクスチャでの Triverse 戦です。Seed3D との結果は接戦でした。
| 比較対象 | テクスチャ | 形状 |
|---|---|---|
| TRELLIS.2 | 70% 28/40 | 74% 14/19 |
| Wonder3D | 69% 31/45 | 88% 28/32 |
| Triverse 3.0 | 77% 37/48 | 69% 20/29 |
| VARCO 3D 2.0 | 68% 38/56 | 78% 21/27 |
| Sloyd AI v3 | 72% 28/39 | 60% 15/25 |
| Seed3D v2.0 | 54% 35/65 | 53% 25/47 |
割合の下は、その組み合わせ・モードの勝利数 / 総投票数です。表内の標本数は19~65票。特に Seed3D に対する54% / 53%のような小差は暫定的な傾向であり、統計的に確実な勝者を示すものではありません。



3. Hi3D V2.1 からの進歩
自社の前バージョンとの比較では、V3.0 が両モードで上回りました。V2.1 に対してテクスチャ70%(26/37)、形状64%(18/28)です。最終順位で V2.1 はテクスチャ9位・形状6位、V3.0 は3位・2位でした。
擬人化ルカリオ。左が V3.0、右が V2.1 です。金色の装飾や色のつながりを比較し、Solid に切り替えてメッシュも確認してください。両バージョンの出力全体の比較であり、テクスチャ処理だけを分離した実験ではありません。
4. この数字が測っていること
Textured はテクスチャを含む出力全体、Geometry はテクスチャを隠して形や表面の細部を評価します。ブラインド対戦では投票後にツール名が表示されます。8月は固定の119課題を使い、Hi3D のモデル群は117課題をカバーしました。各ツールは記録された品質設定で生成されており、設定やポリゴン数は異なる場合があります。
直接対決の勝率は、同じ相手・同じモードでの勝利数を投票数で割り、整数パーセントに四捨五入しています。全体の58%(テクスチャ、504/872)と62%(形状、350/562)は、Hi3D の8月の全投票をモード別に集計した値です。票数は投票した人数ではありません。ELO は確定済みシーズンのスナップショットから取得しました。
画像は個別の出力例で、シーズン勝率は複数の課題の投票を集計したものです。
8月の結果を見ると、V3.0 は精細な形状を作る候補に入ります。V2.1 から両モードで進歩し、複数の代替ツールとの対戦でも優位でした。上の比較を開いてモデルを回し、自分のアセットに必要な細部を確かめてください。自分の参照画像から生成する場合は Hi3D を利用できます。
自分の画像を Hi3D で試す →